皮膚科コラム

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当院で出来るシミの治療について

日常診療のなかでシミに関するご相談を受けることがあります。

シミと一言にいっても色々な種類があるので、まずは診察を受けて頂き、症状にあった治療を行います。日常診療で多いシミの原因とその治療について簡単に説明します。シミ

①肝斑(かんぱん)

左右対称性に出現するシミであり、クレンジングなど慢性的な皮膚の刺激で生じると言われています。

当院ではシミの産生を抑えるビタミンCやトラネキサム酸の内服のほか、美白に効果的な成分を直接皮膚に導入するメソナJによる治療を実施しております。

光治療は肝斑が濃くなるとされておりますので、施術できません。

②老人性色素斑

いわゆる年齢のシミ、であり紫外線や加齢の影響で出現するシミです。当院では、シミの元であるメラニン色素に吸収され、その色素を破壊する特殊な光を当てる治療であるI2PLによる光治療を行なっております。患者さまの希望に応じて、ビタミンC・トラネキサム酸の内服治療やメソナJによる治療と併せて治療することも可能です。

③雀卵斑(じゃくらんはん)

いわゆるそばかすで、そばかすができやすい遺伝的な素因がある人に紫外線が当たるとできるシミです。若い人にも多いシミで、色白の方に多いです。こちらの治療は基本的に老人性色素斑の治療と同じとなります。

シミといっても原因は様々です。

なかには悪性黒色腫(悪性黒色腫)といった黒子の癌が隠れていることもあります。

シミでお悩みの方は、一度当院でご相談ください。症状にあった治療を提案させて頂きます。