皮膚科コラム

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ダニに刺された時の注意点

最近気候が暖かくなってきたのと比例して、ダニに刺され当院を受診される患者様が増加しております。

ダニに刺されたと気づいたあと、時々ご自身でダニを取り除こうとしたものの、取り切れずに体内に残ってしまい、ダニの足などが中途半端に残った状況下で来院される患者様が時々いらっしゃいます。中途半端にダニをとってしまうと、ダニが残っている部分の皮膚ごと麻酔して切除する必要があります。

ダニに刺されたと気づいたときは、ダニには触らずそのまま皮膚科を受診してください。無麻酔で除去いたします。

 

また、北海道のダニに刺されたあとに、ライム病という病気になることがあります。予防のため抗生剤を内服する必要がありますので、ダニに刺されたときは速やかに皮膚科を受診するようにしましょう。

 

*ライム病について
ダニに刺されたあと1ヶ月間はライム病に罹患する可能性があります。発熱、関節痛、ダニに刺された周囲の皮膚の輪っか状の紅斑がみられたときはライム病の可能性がありますので、速やかに病院を受診するようにしましょう。